ミヤガワ日記

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【台湾旅行記2】台北市内観光と台北から九份(キュウフン)への行き方(バスの乗り方)


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前回の記事、

【台湾旅行記1】新仕界大飯店(ニューワールドホテル)台北は安い値段の割には良かった! - ミヤガワ日記

で台湾の台北市、特に西門周辺の安いホテルについて書きました。正直、もっと安い相部屋のようなホテルもありますが、上記記事のホテルは値段の割には良かったです。

今回は2日目に市内観光と、「千と千尋の神隠し」の世界のような、あの提灯が灯った夜景で有名な九份(キュウフン)に行ってきましたので、そのレポートです。

台湾鉄道(台湾縦貫鉄道)の「瑞芳駅(Ruifang Station)」を降りてから九份行きのバス乗り場までのイラストも載せてありますので、参考にして下さい。

 

目次

 

 

 

九份に行く前に台北市内観光をした。なぜなら…

さて、A先輩と僕は2日目の朝起きて、これからどうしようか?どこいこうか?と悩みながら支度をしていました(相変わらずA先輩も僕も行き当たりばったりです…O型だからでしょうか?笑)僕は案の定、A先輩のいびき、歯ぎしり寝返りの音、寝言に悩まされ、かつ旅のテンションもあったためかあまりよく眠れなかったのですが、せっかく台湾まで来たのだから色々なところを廻ろう、と思いました。

九份についてはやはり外せない観光スポットだと思っていたので、行くことは決めていました。しかし、九份の魅力は「夕暮れ時〜夜」です。

日本で紹介されている九份の画像や、写真というのはほぼ夜の提灯が灯った写真ですね。我々もその風景を満喫するべく、「九份方面に行くのは、台北市内を観光してから、午後の15時過ぎ〜16時位に台北を出発して向かえば良い」という意見で一致しました。

市内を観光するならば台北市内を走っている地下鉄「MRT」の1日乗車券が便利だろうという事でどこかの駅で買うことにしました(この時は悠遊カードの存在を知らなかった…)。

 

 

 

 

 

市内観光1|まず西門近く昆明街の新仕界大飯店ホテルから、龍山寺まで歩いて移動

ホテルの近くの小籠包屋で小籠包を食べてから、龍山寺とは逆方向の西門方向にぶらぶら歩いて行き、台北牛乳大王(台湾のフルーツシェイクのチェーン店)で、一息つきました。台湾はこういうフルーツ系が充実していますね。

 

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チェーン店なので、台北市でよく見かけます。朝は6:30からやっているようです。

 

 

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中はこんな感じ。マクドナルドのように最初にオーダー、支払いして出来上がるのを待つタイプ。食事のメニューもあります。

 

 

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クランベリーヨーグルトを頼みました。瑞々しい果実のうま味が最高です。これで70元(日本円で260円位)です。台湾に来たら物価の感覚が分からなくなりましたが、食事(小籠包、ラーメン等)は明らかに日本より安いです。デザート系はそれと同じもしくは高い値段なので、日本と変わらない位でしょうか?

 

一息ついてから南側に向かって引き返すように龍山寺を目指して歩きます。地図を見ると、西門駅から南西の方向に龍山寺駅はあります。

 

 

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龍山寺までの道の途中、「剥皮寮歴史街区(ボーピーリャオ)」と呼ばれる清朝時代(200年前)の古い街並みを見ることができます。開園時間前だったので中までは入ることが出来ませんでした。しかしこの辺りの街並みは古いので、中に入らなくてもレンガでできたアーケードのような通りもあり、散歩等に良いかもしれません。

 

 

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歴史街区から南側の路地に入ると、いかにも台湾らしい食材屋さんがありました。肉や魚、野菜等も売っている路地ですね。アジアンチックで、苦手な人には苦手かも。この路地を道沿いに西側に歩いていくと龍山寺に着きます。

 

 

 

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龍山寺に着きました。朝ですが人がかなりいます。

 

 

 

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中華系の寺院の建物は両側に向かって反り返っている感じが良いですね。装飾の龍などがついているところも、シンプルな日本の寺社建築と違う部分だと思います。

龍山寺の中に入ると、信仰深い地元の人々が皆でお祈りの歌を歌っていました。こういう風景を見るのも旅をしている感覚になってとても良いものです。

 

 

 

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柱等にも装飾が施されています。境内は線香の煙と香りが充満していました。

 

 

 

 

 

市内観光2|龍山寺駅で「MRT1日乗車券」を購入して台北101の真下まで行ってみたが、悠遊カードを買えば良かった…

 

「ワンディチケット!」と駅員さんがいる窓口に言えば、MRT1日乗車券を発行してくれます。

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こんな感じの1日乗車券です。これはICカードになっているので(SuicaやPASMOと同じ)、改札にピッとかざして通過できます。1日乗車券150元です。

 

ちなみに、「悠遊カード」なるものがあると聞いたのですが、前回の記事でも書いた通りこの時点で我々はインターネットに接続することが出来なかったため、詳細が分かりませんでした。ただ、唯一の頼みはmaps meのオフラインマップでした…。

 

(後で調べたらこの悠遊カードこそSuicaやPASMOと同じチャージ型のICカードで、乗車区間の運賃が何割か安くなるとの事。しかも九份等にも行く事が出来る台湾鉄道にも対応しているとの事で、こちらを買えばよかったと後悔。100元でカードを預かる形で、チャージすればMRTも台湾鉄道も多分何割か安くなったと思います)

 

 

これから台湾に行く方は、事前にこれらの事を徹底的に下調べしていくか、その場でネットを使って調べるか?のどちらかです。とにかくネット環境が無いのはただでさえ心細い海外では不便です。

 

シムフリー携帯を持っているならば現地のプリペイドシムを購入して挿入して活用するか(帰国後Twitterで教えてもらいました!)、モバイルWi-Fiルーターをあらかじめ用意して行ったほうが良いと思います。僕も次に行くときは絶対にそうします(反省)。

 

 

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取り敢えずMRTに乗ってみて、適当に降りてみた「後山埤」という駅。台湾の地下鉄の駅はこのような感じで主に階段が進行方向と、その逆方向の2つにあり、故に改札が2つあり、その改札同士を結ぶ通路から地下鉄構内を見下ろせる形が多いです。

 

 

 

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市政府駅で降りて、歩いて台北101を目指しました。ちなみに旅行したのは4月ですが、東京の6月位の気温と湿度がありました。

出張で行った中国(大連)と比較すると、建物は近代的で、街なかもクリーンなイメージがしました。どちらにも良さがありますが。

 

 

 

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台北101のふもとまできました。これから中に入って展望台に登るかどうか?A先輩と話し合いました。なんと、展望台まで大人料金600元(2,200円位)。この時点で金銭感覚が麻痺していた我々は「高い!」と思いました(笑)。

ご飯が一食100元程度で食べれるのに…とか考えていたので、結局登らず台北101を後にしました。

今から思えばせっかく台湾まできたので上っておけば良かった…。僕もA先輩も目先のことしか考えられないアホですね(貧乏ともいう)…。

 

 

 

 

市内観光3|台北101から歩いて国父紀念館へ。衛兵が微動だにしないのが衝撃

 

国父とは「孫文」のことです。 

 

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こんな建物。台湾らしい、どちらかというと大陸の建物に似ています。

 

 

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中に入ると孫文の大きな銅像が座っておりました。

この裏側には絵画展や書道展等が沢山常設されており、また、孫文の歩んできた歴史、造ってきた歴史を見ることが出来る展示もあります。図書館もありました。ちなみに外側のテラスのようなところでは、若者(高校生位?)が皆でダンスかなんかの練習をしていました。

 

 

 

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銅像の両側には衛兵が微動だにせず立っているので、最初置物かと思いました。何時間に1回か、上記のように衛兵が何人か出てきて、時間をかけて靴音を鳴らせて歩いていき、交代するようです。

 

 

 

 

 

市内観光4|MRTで中正紀念堂へ。でかい建物である

 

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国父紀念館駅から台北駅でMRTを乗り換え、中正紀念堂駅で降りました。取り敢えず野郎二人の旅なので適当に駅近くの店に入って昼食を食べました。火鍋ですね。調味料は店の中の棚においてあるので、セルフで入れて煮るタイプ。外が暑かったこともありあまり食べることが出来ませんでした。味はまぁまぁ(笑)。

 

 

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中正紀念堂は蒋介石の生涯と功績が展示されています。あまり歴史には詳しくないですが、過去の歴史には色々な解釈が出てきてしまうという事はよく分かりました。

 

 

 

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こちらでも蒋介石の銅像が鎮座しておりました。また、衛兵も微動だにしません(大変そう)。

 

 

 

 

九份へ其の1|MRT鉄道1日乗車券を持っている人は南港駅で台湾鉄道(台湾縦貫鉄道)に乗り換えて九份に行っても良い(座れないけど…)

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 中正紀念堂を出ると、ほんの少し雨が降っていました。時刻は15時過ぎ位。ここから、台北駅に行って台湾鉄道に乗り換えて九份の最寄り駅である瑞芳駅まで特急等で行くのが正規ルートですが、せっかく1日乗車券を買ったという事もあって、MRT地下鉄の東側にある「南港駅」で下車して、台湾鉄道に乗り換える事にしました。

台湾鉄道に乗り換える際、我々は台湾語を話せないので、下手くそな英語と、行きたい駅をメモ帳に書いて駅員さんに見せると切符を発行してもらえました。

 

台湾鉄道の車両は日本の鉄道の車両とよく似ていましたが、床が多少上げ床のようになっているらしく(車両によって違うかもしれません)、乗る時と降りる時に段差がありました。

外を流れる景色は台北市内とは違って田舎という感じです。ただ田舎といっても古臭いマンションのような建物が見えたり、駅に住んでる?みたいな人がいたりで、およそ日本の里山風景とは違う印象を受けました。

 

 

 

 

 

九份へ其の2|瑞芳駅から九份行きのバスに乗る(片道15元)

 

40分位で瑞芳駅に着きました。降りる人が沢山いるので、迷うことは無いでしょう。

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瑞芳駅を南側から撮った様子。こういう子供だましの置物(笑)を置いてしまう風景も旅をしている感があって良いものです。

 

 

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瑞芳駅の前の商店街です。「超大杯」と描かれた黄色い看板のある店がありますが、バス停は左側の道をまっすぐです。

 

 

 

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↑瑞芳駅から九份行きのバス停までの地図を書きました。迷うことは無いでしょう。瑞芳駅を降りて左側の道を真っ直ぐ行き、警察署の茶色い建物が見えたあと、すぐにバス停があります。

 

 

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(google Mapsより引用)

 

 ↑茶色い警察署と、水色の建物の間あたりにバス停があります。ここで待っていると九份方面へ行くバスが来ます。乗る時に15元を要求されるので、15元を用意しておくとよいでしょう。

 

 

 

 

 

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バスの中はこんな感じ。日本と比べると古いバス、という感じです。また道も結構でこぼこした感じ。坂道を蛇行して上っていく感じです。

 

 

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車窓からの風景。左側には海が見えたりします。

九份老街というバス停あたりで降りるとよいでしょう。ちなみに我々は降りる場所が分からずその次のバス停で降りましたが、十分歩いて戻ってこれる距離です。

 

 

 

 

九份観光|人がいっぱい、撮影スポットは大賑わい

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初めて行く人はバスを降りて「どこが九份?」「あの提灯が灯った景色はどこ?」と思うかもしれません。取り敢えず人が沢山出入りしている路地の坂道を上りましょう。

細い道に所狭しと商店が立ち並んでおります。日本語や韓国語での呼びかけも聞こえます。

時折、臭豆腐の強烈な匂いがします。色々な国籍の人が道を通ります。

 

 

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「いらっしゃい」と言われて上の写真の店で、我々はまた小籠包を食べました。小籠包ですが、台北市内より高かった気がします。観光客用の価格でしょうか?まだこの時点で17時過ぎ位ですが、外の小道は人が沢山通っていました。

 

 

 

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やっと有名な景色に出会えました!一度道を上の方まで上ってから、降りる時に左側の道を降りるとこの景色のある場所にたどり着きます。

しかしまだ提灯が灯っていないのでフォトジェニックな写真が撮れない(笑)。

そもそもiPhoneのカメラしか持っていないのですが、やはり九份ぽい、幻想的な写真が撮りたいという事で、少しこの場所から下に降りて、左側の道沿いにある海の見えるベンチで休み、夕暮れになるのを待ちました。

 

 

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ベンチからはこんな景色が見れます。

 

 

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30分位して、日も暮れた後に撮った写真が↑のこちら。この場所は撮影スポットらしく激混みでした。あとスリに気をつけて下さい。

 

 

 

 

 

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上記の撮影スポット近くに謎の入り口がありました。中腰になって奥に進んでいくと、開けた所に喫茶店がありました。その奥は人がほとんどいない寺院?のようなものがありました。

 

 

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蓋し、九份の構造は道を挟んで両側に店舗がある訳ですが、その店舗の裏側の道だと思います。商店の人が使う道ですね。

 

 

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こういう裏道のような目に見えない部分にその国の特徴が出る気がして、とても興味深いです。もっとも九份は日本統治時代に造られたので、古いママなのかもしれません。

 

 

 

 

帰りのバスは人が沢山降りるスポットがあるが、瑞芳駅を利用する人は騙されてはいけない

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九份から適当に山を下る方向のバスに乗って、瑞芳駅に帰ります。かなり混んでいました。帰りのバスでは運転手さんがとあるスポットで車内の電気を消してくれて、山に煌めく九份の街並みを見せてくれました。

僕はちょうどバスの左側に乗っていたのであまり良く見れませんでしたが、帰りのバスでは進行方向右側に乗った方が九份そのものの塊の夜景を見ることができるかもしれません。

帰りのバスで気になったこと、それはどこまで乗るのか?僕は目があまり良くないので夜は外の景色が見えません。途中、バスが停車して沢山の人が降りるスポットがあったのであやうく一緒に降りるところでしたが、元の瑞芳駅バス停の景色と違ったので踏みとどまりました。

瑞芳駅バス停の近くでは左側に川が見えるはずなので、そんな部分も行きのバスで覚えておくとよいでしょう。

もっともインターネットが使えてgoogle mapがあれば一発で現在地が分かりますが…。

 

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帰りの電車もかなり混んでいました。例によって駅員さんにメモ帳を見せて切符を買いました。この後、台北市の西門駅についてから再び小籠包を食べたのは言うまでもない(笑)。

 

 

 

 

 

初めての台湾旅行まとめ

 

2泊3日で、旅行会社のツアーだったため3日目は旅行会社の用意した免税店に連れて行かれて空港までバスで行き、日本に帰るだけでした。

台湾は美味しいものも多いし、見どころも沢山あるので是非また行きたい、と思いました。特に今回は夜市等に行っていないので、次回行く時には是非行ってみたいです。お土産もサニーヒルズのパイナップルケーキが有名との事なので、一度食べてみたいです。あとは、足裏マッサージとか怪しくない(笑)マッサージも試してみたいところです。

今回の反省点として、インターネット環境が無かったことが挙げられるので次回は是非そのあたりを改善して行ってみたいです。 

台湾はとても楽しい場所でした!

 

読んでいただきありがとうございました。