ミヤガワ日記

ピアノや読書を中心に、日々の気になったことを書いていきます

栃木県那須にある塩原温泉の観光をしてきた


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2018年12月8日~12月9日に栃木県の那須塩原温泉郷に旅行に行ってきた記録。

目次:

 

 

 

栃木県の那須塩原温泉に行った理由

 

僕のような根無し草的な生き方をしているものは、休日ともなると昼過ぎまでゴロゴロして、特に冬の寒い季節となれば朝食兼昼食に適当なモノを食べてその後も布団の中でゴロゴロし、さて、ブログでも書くか?それともピアノの練習でもするか?と迷った頃には夜も更けて、「ああ、今日も何も出来なかった、明日こそは早く起きて生産的な行動をしよう!」と思いながら眠りにつく訳であるが、その次の日も同じことを繰り返す、というある種の悪循環パターンに陥っていることが多い。

 

そんな日常を非日常に手軽に変えてくれるのが、旅行なのである。

 

 

実は那須塩原温泉(古町温泉)は、昨年の12月にも一人で行った。なぜ那須塩原温泉なのか?これは、まず東京から近い事が挙げられる。

近いといっても東京駅から新幹線で那須塩原まで(1時間15分くらい)、そこからバスで塩原温泉郷まで(1時間5分くらい)、と、大体2時間20分くらいかかるのであるが、まあ許容範囲であろう。

 

 

第2の理由として、この那須塩原温泉郷には「ひなびた温泉郷特有の寂寥感」がある。東京と違いあまり人が歩いていない。あたりは山と、清流と、空、そして若干古ぼけた温泉旅館やホテルがあるくらいである。

 

 

第3の理由として、この那須塩原温泉郷は、「あまり知られていない」ということ。

1200年前から温泉が湧いており、泉種も9種類と豊富。しかしながら、草津温泉や、伊香保温泉ほどは有名ではなく、あまり「混んでいる」という印象は無い。まさに「隠れた名湯、秘湯」という言葉が適切ではないか?

実際には尾崎紅葉や、夏目漱石、斎藤茂吉、与謝野晶子などの文豪が訪れている温泉地なのである。

 

 

第4の理由として、僕は若い頃にあまり旅行に行かなかった。なので、日本の都道府県の中でも行ったことの無い県が結構ある。そんな折に日本地図を眺めていたら、ふと「この栃木の山の中の辺りは一体どのようになっているのだろうか?」という疑問が湧いてきた。

同じような感想を持った地点としては「紀伊半島の真ん中辺り」が挙げられるが、こちらは東京から遠い。なので、まずは栃木の山奥に行ってみよう、と思ったのである。

 

以上のような理由で、僕は那須塩原温泉郷に行くことに決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

東京から新幹線なすのに乗ってまずは那須塩原駅へ

 

2018年12月8日、僕は9:16発の東北新幹線「なすの」に乗るために東京駅のホームを徘徊していた。天気は快晴、旅行に出るにはぴったりの日であった。

入線してきたやまびこがなすのに変わり、車両の清掃が終わり新幹線に乗り込む。前もってスマホのSuicaで指定席を取っていたが、乗車率は6割も無かったと思う。年末年始等の混む時は混むだろうが、普段はこんなものなのか?これならば自由席でも良かったかもしれない。

  車窓からの景色が街中から郊外、広々とした平野、山、田畑に変わっていくと、愈々旅に来た感が出てくる。

 

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那須塩原駅からJR バスで塩原温泉郷へ

 

1時間15分で、那須塩原駅に到着する。新幹線を降りるとやはり東京よりは寒い。

那須塩原駅は結構な人で賑わっている。この人たちはこれからどこに行くのだろうか?那須のアウトレットパークか、那須高原辺りかもしれない。或いはハンターマウンテン塩原とかでスキーをするとか。

ちなみに、那須塩原温泉郷は那須の御用邸で有名な那須高原の方角ではなく、それよりも西側の山奥にある。

 

那須塩原駅

那須塩原駅



 

バスの発車時間まで30分ほどあったので、駅周辺をぶらぶらしてみる。といっても那須塩原駅周辺自体にはこれといって観光するようなものは無い。平野部に駅があり、遠くには山がある、といった感じ。

駅前に停まったバスに乗り込んだのは僕と、年配の方5、6名、若い女の子2人組くらいで、やはり那須塩原温泉郷に行く人は少ないように思う。

年配の人は旅行や温泉目当てではなく、明らかに地元の人という感じでその多くが途中のバス停で降りてしまった。蓋し、車や、ホテルの送迎バスを使う人が多いのでは無いだろうか?或いは、東京からバスのみで行く人も多いだろう。その方が安いからだ。

 

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JRバスは整理券を取って後払いの方式である。終点の塩原温泉バスターミナルまで、1170円である。行きはバスの進行方向に向かって左側に座ることをお勧めする。

これは那須塩原温泉郷は箒川という川沿いにあり、川の右側に道路があるため、渓谷の景色を楽しむには左側の座席に座るのがベストなのだ(ちなみに去年行った時は右側に座ってしまったため山や林しか見えなかった)。

 

バスは西那須野駅を経由して、栃木県的な民家と街のある平野部をしばらく進み、右側に牧場を見て、その後宿場町の街並みを見てから愈々山を登っていく。

紅葉の季節に来ればさぞかし綺麗だと思うが、12月になると殆ど紅葉は終わり、グレー色の枯れ木が目立つ。トンネルを一つ抜けると箒川の渓谷が左側の車窓から良く見える。その内に温泉街の雰囲気になってくる。那須塩原温泉郷は、古くから塩原十一湯(じゅういちとう)と呼ばれている。

 

箒川下流の東から上流の西へ、大網(おおあみ)・福渡(ふくわた)・塩釜(しおがま)・塩の湯(しおのゆ)・畑下(はたおり)・門前(もんぜん)・ 古町(ふるまち)・中塩原(なかしおばら)・上塩原(かみしおばら)・新湯(あらゆ)・元湯(もとゆ)という湯本が点在し、 約150の源泉から湯が湧き出している。その一つひとつが小さな温泉街を形成している。今回行くのは古町温泉、門前温泉の辺りである。

 

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観光|源三窟や妙雲寺など

 

 

古町温泉付近の塩原温泉バスターミナルに着くと、辺りは閑散としていた。いかにも一人旅という感が出てきた。道路にも人っ子一人いないし、車の往来もあまり無い。「鄙びた温泉街」という言葉がぴったりである。

お昼の12時位でお腹が空いていたが、まずは観光ということで箒川沿いを上流に歩いて、「源三窟(げんざんくつ)」を目指す。

 

塩原バスターミナル

塩原バスターミナル

 

塩原温泉の街並み

塩原温泉の街並み

 

廃屋

廃屋





 

 

天気は曇りだが、時折太陽が差し、山を明るくする。箒川沿いは遊歩道が設えられていて、歩いていて気持ちが良い。清流の音と、冷たい風が枯れた葉づえを揺する音、まだ少し残った紅葉の赤色や黄色、採算がとれるかどうかよく分からない静かなマス釣り場、昔は栄えていたであろうツタの絡まった廃墟の旅館、黄ばんだモルタル壁で出来た消防団の倉庫、温泉の排水を流していたであろう赤茶色に錆びたバルブ…。

 

廃屋その2

廃屋その2

 

塩原の山並み

塩原の山並み

 

塩原の山並み

箒川沿いの遊歩道


 


 

 

 

東京にいると意識することはあまり無いが、こういった静寂の中に身を置くと僕が子供の頃故郷で聴いた山々を巡る冬の風のゴーッという音が微かに聴こえる。寒かったがこれだけでも来て良かったと思える。

 

 

  

 

 

 

源三窟(げんざんくつ)

 

この洞窟に隠れ住んでいた源有綱は源平最後の合戦壇ノ浦の戦い(1185年)で、源義経とともに戦った義経腹心の家来であったため、 壇ノ浦の戦いの後、源頼朝軍に義経一族として追われ、大和国(奈良県)方面より塩原へ逃げこんできたと伝えられています。

塩原地内をさまよっていたところを地元の城主であった塩原八郎家忠に捕えられましたが義経一族とわかり、 命だけは助けられこの洞窟内で落人の生活に入りました。

再起を計ろうとしましたが、洞窟内に流れる滝水で米をとぎ、そのとぎ汁が洞窟の外へ流れ出たことにより 頼朝軍に発見され、無念の最期を遂げたと伝えられています。

なお、源三窟という名前の由来は、有綱の祖父源三位頼政の源三位をとり、開業時(明治43年) は源三位穴という名前でしたが、その後源三窟と変わっています。

 (以上、源三窟公式サイトより引用)

源三窟

源三窟


 

 

源三窟にたどり着いて、小高い丘を登り、入口付近の受付で高い入館料大人600円を払って中に入ろうとしたら、受付のおばちゃんが「由来の紙芝居やるので、みていきませんか?」と声をかけてくれた。

 

源三窟の紙芝居

源三窟の紙芝居

入口付近の待合室のようなところで、おばちゃんが紙芝居をし僕一人でそれを見る、というシュールな絵面を体験した後、晴れて洞窟に入っていく。紙芝居のあらすじは、ウェブサイトの通り。源義経側の家来が源頼朝軍に追われ洞窟に身を隠していたが、洞窟内の湧き水で米を研ぎ、その白く濁ったとぎ汁によって発見されてしまうといったもの。

 

源三窟の人形

源三窟の人形

 

洞窟内は約40メートルほどで、一周して地上に出てこれるようになっている。昔はもっと深いところまで洞窟が長く続いていたらしい。由来を聞いた後に入るといっそうひんやりする。

まず目に飛び込んでくるのが湧き水の滝。その脇には武将の人形が米を研いでいる。当時の武将の様子を人形で再現してあるのは蛇足ではないか?とも思ったが、同時に分かりやすいとも思った。かがんで歩かねばならない場所もあり、老人にはオススメできない。

 

源三窟の内部

源三窟の内部

洞窟を抜けると併設されている土産物屋と、武具資料館につながる。武具資料館の鎧や甲冑、日本刀や火縄銃を見学する。洞窟内で発見された鎧冑もあり、解説には「この鎧冑に心霊が写ったとTVで放送された」などと書いてあった。

歴史が好きな人は楽しめると思う。

 

武具資料館

武具資料館


 

 

 

 

もみじの湯、自然豊かな山々と箒川

 

その後、再び箒川沿いの遊歩道を下流方向に歩いていく。先程見たときは結構な人が入っていた食堂は、お昼時を過ぎたためか閑散としている。

この箒川沿いの「創庵(旧名樵庵)」という食堂で、山菜そばをいただく。この食堂、団体向けにつくられているらしく、席数が多い。しかし、一旦昼のピークを過ぎると、僕一人の貸し切り状態になり、外の箒川と山を眺めながらそばをすすった。

食堂のおばちゃんたちが「今年はとても紅葉がきれいだったね」

「今日は晴れると天気予報で言っていたけれど、曇ってきたね、明日は雪がふるかもしれないね」

などと話していた。おばちゃんはその後、「サービス」といい、田吾作まんじゅうを持ってきてくれた。僕はガランとした食堂で唯一人、外の景色を見てお茶を飲みながらそれを食べたが、意外と美味しかった。

 

創庵という食堂

創庵という食堂

山菜そば

山菜そば

田吾作まんじゅう

田吾作まんじゅう

 

 

箒川の清流

箒川の清流





 

 

お腹も満たされたところで川沿いに下っていくと、右側に「塩原ものがたり館」という無料の足湯が楽しめる公共施設があり、そのあたりに紅の吊橋、対岸に露天風呂である「もみじの湯」がある。

このあたりが塩原温泉(古町温泉)の中心地といっても過言ではない。といってもそもそもの人口密度が低いためあまり人と出会わない。

 

対岸(塩原ものがたり館側)から見るもみじの湯

対岸(塩原ものがたり館側)から見るもみじの湯


 

もみじの湯は紅の吊橋を渡ってすぐのところにあり、山際にある脇の小路を歩いていると正直中が見えてしまう露天風呂。入浴料は協力料として100円となっている。

今のところは週末昼間のみの営業らしい。昔は混浴露天風呂で常時営業だったらしいが、そういうところでは破廉恥なことをする輩がいたらしく、今現在の運営形態になった。

こういうところですっぽんぽんになって自然を感じながら湯に浸かってみたいとも思うが、如何せん難易度が高いので、今回は見送った。先客がいて、というのも理由の一つにある。

紅の吊橋から箒川下流を望む

紅の吊橋から箒川下流を望む


 

その後妙雲寺という平家由来のお寺を少し見てから、今回の宿である門前温泉にある「塩原温泉ホテル」に向かった。

妙雲寺山門

妙雲寺山門

 

ちなみに妙雲寺は、前回に塩原に来たときに見学した。臨済宗の寺であり、800年の歴史を持つ。

芭蕉や有名歌人の句碑があり、また石仏等も多くある。滝が境内に流れており、入って左側に進むと山道になっており、山の上に墓地がある。平氏の墓地もあった。先程のもみじの湯のあたりへ出る山道もある。

この日も静寂な境内に滝の流れる音だけが聴こえた。人がいなかった。

5月には「ぼたん祭」が行われるとのこと。境内にある2千株の牡丹が一斉に咲き乱れるらしい。

 

妙雲寺の紅葉

前回来たときに撮った妙雲寺の紅葉



 


 

 

 

 

 

塩原温泉でオススメのホテル|安く済ませるか、こだわるか?

 

 

「塩原温泉ホテル」及び「ホテルニュー八汐」のクチコミ的なもの|家族連れで安く済ませたい人にはベスト

塩原温泉ホテル

塩原温泉ホテル


 

去年は今さっきまでいた古町温泉付近にある「ホテルニュー八汐」に泊まったが、今回の門前温泉付近にある「塩原温泉ホテル」も内装や、食事のビュッフェ形式等、ほぼ同じだった。

それもそのはずで、「おおるりグループ」というホテル運営会社がどちらも管理しているためである。宿泊料は6,000~7,000円位。このあたりの宿にしては安い。

おおるりグループは行き詰まった大規模ホテルを買い取り、首都圏から北関東の温泉地などにバスを往復で運営して団体客を大量に呼び込む戦略を取っているとのこと。なので、この近辺の宿よりも低価格で泊まることができる。

東京からここに来るまであまりJRバスを利用している人がいなかったのは、こういうホテル専用のバスを利用して来る人が多いためだと思った。

塩原温泉ホテルロビー

塩原温泉ホテルロビー


 

塩原温泉ホテルもホテルニュー八汐も、ロビーは赤を基調にしたソファが置いてあり、どちらもカラオケや卓球ができる施設が併設さている。

宴会場等も用意されていて、やはり団体客向け、家族向けという感じがする。従業員の接客も丁寧である。

 

塩原温泉ホテル客室

塩原温泉ホテル客室

客室は申し分ない。和室で、内装もキレイに設えられている。先程の食堂で頂いた田吾作まんじゅうもサービスでついてくる。田吾作まんじゅう恐るべし。

客室内はアメニティグッズも一通り揃っているし、温水洗浄便座もある。また大浴場があるので使わないが客室一つ一つにバスルームもある。

タオルは小さいものを無料で貸してもらえるが、大きいタオルは有料だった。しかしこちらも現在無料になったらしい。

 

肝心の大浴場であるが、ホテルニュー八汐の場合は、大浴場と露天風呂がつながっていた(2017年の情報)。しかし、今回宿泊した塩原温泉ホテルの場合は、大浴場と露天風呂が別々になっていた。大浴場からつながる露天風呂は改修中らしい。

 

僕は早速塩原温泉ホテルの3階にある露天風呂の方に入ってみることにした。ちょうど人のいないときだったので、一人で楽しめた。

塩原温泉ホテル露天風呂

塩原温泉ホテル露天風呂(男湯)

 

ある意味外から丸見え感があったが、冷たい冬の風にあたってから露天風呂に浸かると身体がほぐれて芯から温まり非常に気持ちが良かった。眼下には「湯っ歩の里」という大規模な足湯施設が見えた。近くには山が見えて、塩原というのは山に囲まれている、という事がよく分かった。

おおるりグループは風呂に力を入れている、というのはあながち間違いではない、と思った。

塩原温泉ホテル露天風呂の成分表

塩原温泉ホテル露天風呂の成分表

 

足湯施設「湯っ歩の里」

足湯施設「湯っ歩の里」

 

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さて、おおるりグループの最大の欠点をお話しよう。

それは「食事がしょぼい」ということである。バイキング形式の食事の用意が整うと館内放送で大宴会場に呼び出されるのであるが、その食事の素材がかなりしょぼい。ソーセージとかポテトとかそういった類のものが多い。もちろんお刺身なども出されるのだが、あまりインパクトはない。

塩原温泉ホテルの食事(これは朝食バイキング)

塩原温泉ホテルの食事(これは朝食バイキング)

 

ただ、よく酒を飲む人には良いかもしれない。バイキングの時間はお酒飲み放題だからである(夕食のみ)。

宿代1泊2食付き、飲放題付きで一人6,000円程度なので、値段相応というべきだろう。

 

バイキング会場にも家族連れの姿が目立った。子供はこういった食事でも喜んでいるのを見ると、悪くないのかもしれないな、とも思った。

 

余談だが、一人旅の人はこのバイキングで「あっ、あいつ一人で来てる!」というようにバレてしまう。ご丁寧に席が決まっており、立て看板若しくはプレートに「一名様」と書かれているのだ(誰もそんなことは気にしていないけれど)。

一名様

一名様w

 

もっとも、前回行った「ホテルニュー八汐」の時は本当に僕一人だけが「一名様」だったが、今回の「塩原温泉ホテル」では一人で来ているおじさんが3名位いたので、全く気にならなかった。

 

食事もあまり拘らない、しかし安く温泉に入りたい一人旅の人にもオススメ出来るホテルである。

 

 

食事のあと、しばらくしてから今度は「大浴場」に入ってみた。湯気がすごいが、こちらもとても良い湯だった。ちなみに風呂は露天風呂も大浴場も夜中でも好きなときに入ることが出来るので、そういったところも魅力ではある。

 

塩原温泉ホテル大浴場

塩原温泉ホテル大浴場脱衣室

塩原温泉ホテル大浴場(男湯)

塩原温泉ホテル大浴場(男湯)

 

塩原温泉ホテル大浴場成分表

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カップルなど多少ムードを感じたい人は元泉館や上会津屋、明賀屋

 

さて、「もっと美味しい旬のもの、地のものが食べたい」とか「ムードのある旅館に泊まりたい」等のわがままを言う人もいるであろう。そういう人はやはり「おおるりグループ」は避けたほうが無難である。

この古町温泉のあたりだと僕もインスタグラムでフォローしている「上会津屋」あたりが適切かと思う。

これは先程僕が通ってきた箒川沿いの「塩原ものがたり館」の隣にあるので、アクセスもロケーションも抜群である(塩原バスターミナルは古町温泉付近にあるのでJRバスを使えば歩いてすぐ)。食事もそれなりのものが頂けそうだ。カップルなどにはもってこいなのではないだろうか?

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或いは塩原バスターミナルよりもっと奥の方にある元湯温泉「秘湯の宿 元泉館」等も興味を惹かれる。これぞ秘湯といった感じである。ちょっとアクセスが悪いが、塩原バスターミナルから送迎バスも出ているとのこと(予約要す)。

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また、塩原バスターミナルより少し戻る形になるが、塩釜バス停付近にある「明賀屋本館」という宿も雑誌、TV等でかなり有名である。川沿いに露天風呂が設えられており、ムードが抜群、食事も美味しそうである。僕も次回はここに泊まってみたい。

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まだまだ良いホテル、良い温泉がありそうだが、このあたりに留めたい。

 

 

 

一泊して帰り、那須塩原温泉郷には雪が降っていた

 

朝一でまた大浴場の温泉に入り、バイキングでご飯を食べてからチェックアウトして付近を散策した。この日は昨日の食堂のおばちゃんが言っていた通り、微かに雪がチラついていた。

この温泉街には「トテ焼き」というB級グルメがある。その昔明治中期にトテ馬車という馬車が往来していた。そのトテ馬車に使われていたラッパ型のクラクションを模したクレープのような食べ物らしい。お土産物屋で買えるとのこと。

トテ焼きを売っている土産物屋

トテ焼きを売っている土産物屋

 

 

山間部の寒さは半端ないので、塩原バスターミナル併設の「街巡り案内所」の中で暖を取った。

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帰りのバスターミナルから乗っていたのは僕を入れてわずか3名ほどだった。また渓谷をみるために今度は向かって右側に座る。チラついていた雪もバスが下山するに連れて無くなっていき、平野部に来たときには晴れていた。

 

 

 

 

 

まとめ|冬は自然に触れ合えるような温泉宿にいくべし

 

今回那須塩原温泉郷に再び行ってみて良かったこと、それは寒い冬には温泉が最高、ということもあるが、東京では味わえない自然に触れ合えたことである。

正直、那須塩原温泉郷にはこれといった「観光施設」は無い。あることにはあるのだが、源三窟もすぐ通り抜けてしまった。

しかしながら、山に囲まれているこの温泉郷には「自然と触れ合える」という貴重な観光資源がある。東京から約2時間半でこのような大自然の空気を吸えるのは素晴らしい。

あと、「鄙びた(ひなびた)」といっても過言ではない温泉街の持つ「佇まい」は一見に値する。

箒川上流を望む(紅の吊橋が見える)

箒川上流を望む(紅の吊橋が見える)

 

読んでいただきありがとうございました!