ミヤガワ日記

ピアノや読書を中心に、日々の気になったことを書いていきます

最適な靴磨きの方法は?スコッチグレインの革靴を再び磨いてみた


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 久々にスコッチグレインの靴(インペリアルⅢ 960BO、ボルドー色)を磨いてみることにしました。

前回は磨き方に難ありな状況で失敗したので、今回は磨き方の本を参考にしながら、磨きました。

 

目次:

 

ちなみに、前回のエントリー↓

 

piano6789.hatenablog.com

 

このあと、実は靴磨きはほとんどしていなくて、革靴使用後に軽くブラシでブラッシングする、シューツリーを入れる、という最低限のことはしていました。

しかし、靴磨きまでには至らず…。

我ながら思いますが、いい加減で雑な性格だと思います…。

 

 

靴磨きで参考にしたのは最高級靴読本

 

最高級靴読本 究極メンテナンス編 MEN'S EX特別編集 

 

この本をざっと見渡して、「汚れ落とし」→「すっぴんにする」→「乳化性クリームで保湿」という流れを押さえます。

前回は、靴紐を解かず磨いたり、乳化性クリームを付けすぎたりしたので、そのような反省も踏まえながら行いました。

 

 

新たに買い揃えた靴磨きグッズ

靴磨きグッズ

左から、

[サフィール] SAPHIR レノマットリムーバー 100ml 9550514003 (マルチカラー)[HTRC3] 

真ん中は 

 [エム・モゥブレィ]クリーム塗布用ブラシ ペネトレィトブラシ 7012

 右端は

[サフィールノワール] SaphirNoir クレム1925 75ml 靴磨き 保湿 栄養 保革 補色 油性 9551033 (ニュートラル)[HTRC4.1] 

 

レノマットリムーバーは強力な汚れ落としとして評判が高いようです。普段使いというよりは、ここぞという時に使うタイプの汚れ落とし。

真ん中のブラシは豚毛で、柔らかく、汚れ落とし用ではなくクリームを塗る用のブラシです。エム・モゥブレィの割にはそれほど高くないのでオススメ。

右端のクレム1925は、最高級靴読本でも評価が高かったサフィールノワールのもの。今回はニュートラルの色を選択しました(他の靴にも対応するため)。

 

 

磨く前に、2年半使った靴の状況

僕がこのスコッチグレインの靴を買ったのが、2016年の5月ですので、ざっと2年半位使用しています。僕は営業職ではなく内勤なので、それほど靴は傷んでいないはずですが、如何せんだらしないこともあり、あまり手入れをしていなかったため、このような状況でした。

 

乾燥した靴

上記の写真のように、靴が少し乾燥してしまっています。所々、シミが目立ちます。控えめに言ってボロボロですね…本当にすみません。

 

 

繊維がほつれた靴

…これは!踵の部分の繊維がほつれています…。これは靴磨きでは直せないですね。多分スコッチグレインの靴を修理してくれる、「匠ジャパン」に近日持ち込むことになりそうです。

 

 

 

 

 

まずはブラシで汚れ落とし(女性の化粧に例えれば汗拭き)

靴にブラシを掛ける

まずは念入りにブラシで汚れを落とします。この作業は毎日靴を使用したあとに行うのが理想ですね。

あと、靴磨きの本や、サイトでよく言われていますが、この作業こそが靴磨きの真髄とのこと。要するに時間を掛けて行え!普段から行え!ということですね。クリームを塗りたくることだけが靴磨きではない訳です。汗拭きと一緒ですね。

 

 

 

 

 

次にリムーバー(サフィールノワール)で、強力汚れ落とし(女性の化粧に例えれば洗顔、すっぴんにする)

サフィールノワールレノマットリムーバー

レノマットリムーバーをタオル等に染み込ませて、靴を優しくこすっていきます。

これ、初めて使いましたが、結構な匂いがしますね。シンナーっぽい匂いなので換気には気をつけたほうが良いです。

これを行うことで、靴から汚れが浮き出してきます。汚いところは念入りに、少し力を入れる感じに擦りますが、あまり擦ると靴を傷めてしまうので注意とのこと。

 

あと、靴紐ですが、最高級靴読本 究極メンテナンス編 MEN'S EX特別編集の中の記事からの受け売りですが、全部取り外してしまうと最後の紐穴部分を傷めてしまう事があるので、この状態で磨いています。 

 

 

 

レノマットリムーバー比較

上図はレノマットリムーバーで擦ったのが右足、左足はこれから、という図です。リムーバーを使うと一瞬艶がなくなります。

 

 

靴の汚れ

上図のように、靴の一部分に汚れがある場合はレノマットリムーバーを浸したタオルで重点的に磨きます。

 

 

すっぴんの靴

レノマットリムーバーで汚れを落として、一旦靴をすっぴんにした状態で撮ってみました。

 

 

汚れが落ちた靴

先程の部分的な黒い汚れが消えているのが分かりますでしょうか?

 

 

 

 

 

指と豚毛のブラシでクレム1925を塗っていく(女性の化粧に例えれば基礎化粧品を肌に補給)※ワックスは塗りません

サフィールノワールクレム1925

「サフィールノワール クレム1925」これは乳化性のクリームです。前回学んだことですが、塗りすぎは良くない、ということです。

指でとって、指で塗っていきます。メダリオンの装飾や、コバ(エッジ)部分等の届かないところは豚毛のブラシを使います。

余談ですが、リムーバーで汚れ落としをしただけではダメで、この作業をすることによって、革に保湿を与え、栄養分を補給するとのこと。女性の化粧に例えればまさに肌に養分を与える「基礎化粧」な訳です。

 

 

エム・モゥブレィの豚毛ブラシ

細かい部分は豚毛のブラシが便利です。

 

 

靴を布で磨く

最後に布で、艶が出るように磨いていきます。

僕はワックスをつけません。それほど艶を出したいとも思えないし、何より僕は面倒くさがりです。

あと、ワックスを使うとイメージ的に「厚化粧」な感じがして、靴本来の革の保湿とか呼吸みたいなものが妨げられてしまうような気がします。

いつも定期的に手入れができる人はワックスをつけてみてもよいかもしれません。

 

 

 

 

 

完成:靴磨き後の靴の姿

光り輝く靴

クレム1925だと、ワックスをつけなくてもそれなりに光るようになりました(光線の加減もありますが…)。

 

 

靴の経年変化

ああ、しかし2年半とはいえやはり傷んでいますね…。外側は所々靴に擦り傷みたいなのがあって、本当に靴さんに申し訳ないです。経年変化とはいえ、シワの付き方もあまり綺麗とは言い難いですね。

あとこうして見ると、靴の内側がやはり傷んでいます。かかとの裏側とかですね。

靴底とかはそれほどすり減ってはいないですが、こうなってしまったらやはり専門の靴修理屋さんに行くしか無いですね。先程も触れましたが、スコッチグレインの靴なので匠ジャパンさんに送ることにいたします…。

 

www.takumijapan.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

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後日、スーツを着て撮った写真。この艷やかなボルドー色を見るとまだまだいけるかも…!光線の加減で色が変わりますね。

 

 

感想:日頃のケアが超大事ということを前回から学んでいない

靴磨きをするたびに、自分自身の日頃のだらしなさを思い知らされます。もしかすると僕のようなものは一足5,000円位の合成皮革の靴を履きつぶしていく、というほうが似合っているのかもしれません(靴擦れが嫌ですが…)。

 

あと、靴を磨いている時は結構無心になれるのですが、靴にあるシミがどのような過程でつけられたのか?はたまたキズなのか?そのような判断をすることによって同じ「磨く」という行為でも対処法が違ってくるはずなのですが、そういった判断ができず漫然と磨いているだけで、そういった部分も反省点です。

 

読んでいただきありがとうございました…。