ミヤガワ日記

ピアノや読書を中心に、日々の気になったことを書いていきます

卒業合唱ソングベスト3(独断)のピアノ伴奏をアラフォーのオッさんが弾いてみた(旅立ちの日にもあるよ)


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卒業シーズンですね。この頃になると去りゆく人々や、お別れする人々の事が気になり、妙に感傷的になってしまいます。喪失感を感じている人もいらっしゃるでしょう。

と同時に4月から始まる新生活への期待と不安。色々な感情が入り混じり、爽やかだけれども、冷たかったり暖かかったり花粉やホコリを含んでいる春風のような感情ですね。

 

本日は卒業式の合唱でよく歌われる人気の卒業ソングのピアノ伴奏を一気に3曲、アラフォーのオッサンである僕が弾いてみた時の、動画公開と感想を綴りたいと思います。

(動画は先日の月曜日の仕事帰りに某ピアノスタジオで1時間ピアノを借りて3曲録画しました。品質は…アレですが、卒業する人々の事を思い、一生懸命弾きましたよ!)

勝手に独断的に年代別からベスト3を選んでいるので、あしからず。

 

おっさん世代代表:蛍の光

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蛍の光を弾いてみた感想

ほぼ初見で弾きました。楽譜は無かったので、ネットからスコットランド民謡の原曲を拾いました。細かい拍の音符が弾けていないですね。というより初見すぎて手がこれからどこに動くのか?定まっていない感じです。止まりそうになりましたがミスタッチでなんとかとどまりました😁

でも改めて弾いてみると(聴いてみると)結構良い曲でした。しみじみとした佇まいがありますね。原曲がスコットランド民謡という事で所謂「今っぽさ」は無いですが、単純なフレーズが心に染み渡ります。 

 

僕の思い出

おっさん世代代表の曲としたのは、アラフォーの僕が小学生の頃に卒業式にて歌った曲だからです。20〜30年前という事になりますね。

この曲の歌詞に「蛍の光 窓の雪〜」とありますが、このような小さな光の中でも苦労して勉強したという事でしょう(蛍雪の功という)。

確かに僕も結構雪の多い所に住んでいたので、大雪が積もった日の夜、外に出ると少し明るかったことを思い出します。

 

小学校の卒業式と言えば在校生と卒業生の声掛けみたいなの?ですよね。

生徒A「楽しかった修学旅行!」

他の生徒全員「修学旅行!」みたいな。アレのために何度か卒業式の練習をしたことを思い出しました。

僕の小学校は、全員がそのまま田舎の村立中学校に行くという感じでしたので、小学校であまり「お別れ」的な気分は感じませんでしたが、それでも先生方と別れることや、小学校の校舎と別れることに関して、卒業式のあとのホームルームのような時間に泣いてしまった記憶があります。

 

ちなみに、僕の両親世代は「仰げば尊し」を歌ったと言っていました。老人世代代表(失礼かな?)は仰げば尊しですね。

 

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ちょっとおっさん世代代表:大地讃頌

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大地讃頌を弾いてみた感想

この曲は中学生〜高校生ぐらいに弾いたことがあり(といっても人前ではなく、自分で勝手に練習した、という事)、久々に弾きました。

まず、右手の和音が掴みきれないという事ですね。素速く手を移動させて和音を次々に繋げていくので、手の形を覚えるのに結構時間がかかります。

最後の方で止まりそうになりました。危ない危ない!そのためリズムが狂いましたが本当の合唱伴奏だったら後で皆から白い目で見られそうですね。

この曲を弾いてみて感じたことは、以外にも左手の重要性ですね。特に中間部は左手で旋律を作っていきます。後ほど出てくる「旅立ちの日に」も同じですが、合唱曲の伴奏において、右手はジャンジャンジャンと繰り返す音型になっている時、伴奏者は左手で表現しなくてはならない、と思いました。

かなり堅牢で質実剛健な曲な気がします。「旅立ちの日に」と比較しても重厚な感じがしますね。 

  

僕の思い出

中学生の卒業式で歌った曲です。当時この手の壮大な合唱曲と言えば「河口」という曲と、この大地讃頌でした。僕は村立の中学校に通っており、校舎は古い木造だったのですが僕が中学3年の時に古い校舎の隣に新しい校舎が出来、古い校舎が取り壊されるのを横で眺めていました。あの時の何ともいえない喪失感が蘇ってきます。

また小学校の頃とは違って、友達とはそれぞれ通う高校が違うという要素が加わりました。こういうような「別れ」を経験して人は大人になっていくのだなぁ。と思い出しました。

小さい頃は、例えばいとこが遊びに来た時のお別れの際、いつも泣いていました。別れるのが辛かったし、寂しかったからです。しかし、そのような別れの感情を乗り越えることも大人になる上で必要である事をこの中学あたりで知ったような気がします。

 

 

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おっさんなりかけ世代代表:旅立ちの日に

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旅立ちの日にを弾いてみた感想

この曲はピアノの独奏部分が美しいです。しかしその独奏部分の同じ部分で3回繰り返してミスタッチしています。楽譜を見ながら弾いたのですが、手のほうが間違って覚えてしまいました。

こういう部分でのツメが甘いのがオッサンのオッサンたる所以ですね(そんな事はない、卒なくうまく弾くオッサンは世の中に沢山いる…)。

先ほども記載しましたが、左手のバスラインを意識して弾くことがとても重要だと思いました。間奏や、ピアノが独奏になる部分は弱い音で、右手の旋律を浮き立たせるように弾くべきだとも思いました。強弱はつけることが出来たと思いますが、ピウ・モッソ(少し速く)を完全に無視してしまいました。

 

先に出てきた「蛍の光」や「大地讃頌」と比べて「現代的」な感じがします。といってもクラシックの世界の現代音楽とは違って、ポップス寄りという感じがします。正直練習していて好きになった曲でした。

 

僕の思い出

この曲には思い出がありません。というのもアラフォーのオッサンにとって、この曲は「新しい曲」なのです。

ウィキペディアを見ると、「1998年頃までに全国の学校で歌われるようになった」とありますが、この時に僕は大学生でした。残念!

しかしながら、この曲は弾けば弾くほど、また聴けば聴くほど良い曲に思えてきました。例え若くなくても、今思えばとびっきり色鮮やかであった若き青春の日々の数々の思い出が蘇ってくるようです。 

 

 

 

 

総評〜若者に告ぐ

今回、卒業ソングベスト3という事で、年代別に「蛍の光」「大地讃頌」「旅立ちの日に」のピアノ伴奏を弾いてみましたが、どれも良い曲でした。と同時に、過去の様々な思い出が蘇ってきました。中には思い出したくも無い事もありますが、歳を取るに従ってそのような過去も「あれはあれで良かったな」と思えるようになりつつある自分がいます。

今、どん底で悩んでいる若い人もいるかと思いますが、40ズラ下げたオッサンが恥も外聞も無く、黒歴史製造機であるブログでポエムを語ったり、youtubeにミスタッチだらけのピアノ伴奏を上げているのを見て、「人生は何とかなる」と元気を出してもらえれば幸いです。

 

以上、読んでいただきありがとうございました。

 

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↓今回使用した楽譜(蛍の光は含まれていませんが、他にも学生時代を思い出す合唱曲が70曲程度含まれております)結構オススメです。