ミヤガワ日記

ピアノや読書を中心に、日々の気になったことを書いていきます

大人がピアノ教室に通うのは難しい(ある意味続編)。


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皆さん、こんにちはこんばんは。以前のエントリー(引用してくださった方、まことにありがとうございます)、

 

piano6789.hatenablog.com

 から、数ヶ月経ちましたが、未だピアノ教室に通えていない状況です(我ながらトロいと思います…)。ここ数ヶ月でピアノ教室探しに奮闘しました。

ここ数ヶ月で体験した出来事を簡単にまとめたいと思います。

 

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1.ピアノ教室に体験レッスンに行くが、即日破門される?

前回、「ピティナで探すと良い」と自分で書きましたが、その前後にピティナを通さずに、地元のピアノ教室に体験レッスンに行くことになりました。女性の先生でしたが、いきなり電話をかけたにも関わらず、「体験してみませんか?」となったので、行くことにしました。

ちなみに「体験レッスン」というのは、独学であれば今現在の時点で自分が弾いている曲を初対面の先生に披露(まな板の上の鯉的な…)し、アドバイス等をもらい、お互いのフィーリングが合ったら、本格的にレッスンする、という類のものです。

僕は独学でショパンノクターン第8番op.27-2を練習していたので、それを見てもらう事にしました。
当日はとてもソワソワしました。そもそも人に聴かせる機会というのが独学だと皆無で、かつ、自分は極度のあがり症なのです。ごく偶に行くピアノサークル等でもそうですが、弾いていると足が震えてきます。「皆が注目している!」とか考えると、ピアノがコントロール出来なくなり、下手なピアノが余計下手になります。

そう考えると話はそれますが、ピアニストというのはとてもすごい存在です。先日のアンスネスも然り、ピアノの腕前もさることながら、度胸がなくては出来ませんね。

 

そんなこんなで、ピアノ教室に行くと、50代位の品の良い女性の先生がにこやかに迎えてくれました。部屋の中には古いタイプのカワイのグランドピアノがありました。

「取り敢えず、弾いてみましょうか」と言われたので、おずおずとピアノの前に行き、椅子に座ると、椅子が高い

僕は足が短いので(笑)、いつもは椅子を低くして演奏しているのですが、高い椅子はあきらかに弾きにくいであろうと思ったので、「すみません、椅子直してよいですか?」と椅子の高さを調整しようとすると、「ごめんなさい、これ何年間もその高さのままなんですよ。動くかしら?」と先生。

僕はこの瞬間、戸惑いました。「えっ、椅子の高さは、生徒によって調整すべきものなのでは?」

先生は椅子の高さを直そうとしましたが、何年間も固定された椅子は、やはり動かず、結局高い椅子のまま僕は演奏しました。

かなりミスをしましたし、左手の伴奏が大きくなりましたが、先生はとても褒めてくれました。それは素直に嬉しかったです。

「久しぶりに、こういう本格的な演奏を聴きました。音大を出ていなくてもここまでやれるのですね。本当にピアノがお好きなんでしょう。これから来る小学生の男の子にも聴かせてやりたかった」

と仰って下さいました。そして続けて、

「あなたは私のところに来る必要はありません。例えば、ポップスが弾きたくなった、とか、半年に一度、この曲のこの部分の弾き方が分からない、という感じで単発のレッスンであればしてあげることはできます。でもこの教室では、基本的に、『この音どこ?』という質問に答えたり、『右手のこの音を弾いている時に左手のこの音を出す』といったレヴェルの事を教えている、そういう教室なんです。

この時点で、僕は察しました。基本的にはこのピアノ教室は小学生向けで(だから椅子が高かった)、先生の仰る通りある程度楽譜が読める人には不向きだと。

 

こういう訳で一日にして破門になった訳ですが、僕はピアノ教室と一言で言っても、色々な先生がいるな、と思った次第です。この先生が「ダメ」だとかそういう事をいうつもりは毛頭ありません。寧ろ、殆どのピアノ教室はこのように小学生や中学生を相手にして教えているでしょう。仮にそのような小学生の中から「ピアニストになりたい」というような上手い生徒が出てきて、手に負えなくなったら先生同士のコネで「別の指導力のある先生」を紹介されるのでしょうね。

 

そして僕はこの経験から、「僕自身、ピアノ教室に通う事から、何を学ぶのか?」という事を深く考えさせられました。取り敢えず、今現在の自分は楽譜は読めるし、簡単な曲だったら弾くことができる。と思いました。

しかしながら、僕がピアノ教室に通いたい「意義」というものは、表現力であったり、高度な技術であったり、モチベーションの維持であったり、変な癖をなくすためであったりします。加えて人前で弾くことに抵抗感を無くすという事も挙げられます。

このあたりの技術が、今の僕には圧倒的に欠けています。偶に行くピアノサークルでも自分の演奏が出来ず、「本当に自分は下手だな…」としょげてしまうくらいです。

 

2.ピアノの先生は土日休みが多いので、こちらも通えない

上記のような事を考えて、今度はピティナを通して、近くの有名な先生を紹介してもらいました。ピティナの担当者によると、生徒が今埋まっているので、12月以降であれば、レッスンが可能とのこと。

先生にメールでコンタクトを取ってみたところ、「平日にくることはできますか?日曜日は休みですが、土曜日は全て埋まっています」との事。

9月の時点で僕の仕事は「日月休み」でしたので、「月曜日に行くことが出来ます」と返信しました。ところが、10月になって僕の仕事の休みが世間一般と同じく「土日休み」になってしまったのです。泣く泣く諦めざるを得ませんでした。先生からのメールも「お会い出来なくて残念です。お仕事頑張ってください」というものでした。なんだか申し訳ない気持ちになりました。

 

しかしながらここまでくると、神様が僕に「ピアノ教室に通うな!」と言っているようです(笑)

 

3.どうすればピアノ教室に通えるか、今考え中

という訳で、未だピアノ教室には通えていません。

平日に通う事も考えました。つまり仕事の終わる(であろう)18:00以降に、レッスンしてくれる先生を探すのです。しかしながらこちらの仕事が18:00に終わる保証はありませんし、仮に終わったとしても遅い時間にレッスンをしてくれるピアノ教室があるかどうか疑問です。

勿論、大手のピアノ教室であれば、「大人のピアノコース(夜間)」等があると思いますが、いかんせん、自分の求めているレッスンなのか疑問です(このあたりは以前のエントリーにも書きました)。

今まで自宅の近くで探していましたが、平日で夜間が可能ならば職場の近くでもよいだろうと思い、そちらの地域でも探しています。

 

進展があったらまた記事を書きたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

 

 

ショパン ノクターン集[遺作付] 解説付 (Zenーon piano library)