ミヤガワ日記

ピアノや読書を中心に、日々の気になったことを書いていきます

お題スロットを廻したら腕時計だったので、イッセイミヤケのTOについて書く


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これからは真面目にブログを更新していこう、と思いましたが書くことが思い浮かばず、はてなブログの「お題スロット」というのを初めて廻してみました(これ、面白いですね)。そこで出てきたのが「腕時計」でしたので、本日は自分が普段使っている腕時計について簡単に書きたいと思います。

 

イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)ブランドとの出会い

僕の愛用している腕時計はイッセイミヤケブランドの「TO(ティーオー)」という時計です。「なんだ、ブランドといっても服飾ブランドの時計か」と思う方もいるかもしれませんが、基本的に僕は時計を「デザインで選ぶ」のと、高いブランドの時計には手が出なかった、というよりそれほど腕時計に詳しくないので、腕時計の中ではシンプルで格好良く、かつ比較的安価なこの時計にしました(ちなみにクォーツモデルです)。

 

 

デザイナーの吉岡徳仁氏がデザインしており、製造自体はセイコーが担当しています。素材の良さがそのまま引き出されており、シンプルでどんな服装やコーディネートにも邪魔にならないデザインだと思います。カジュアル寄りですが…。

issey miyakeの時計1

(写真を撮りましたがちょっとベルトの隙間あたりのクリーニングが必要ですね…)

 

 

これを買ったのは2012年位だと思うので、かれこれ6年程度愛用していますが、実は当時、僕は「表参道」に住んでいました。こう書くと「すげー金持ち!」と思われるかもしれませんが、違うのです。しがないサラリーマンです。これには訳があって、あるコネで、表参道のマンションを月5万円で借りることが出来たのです(詳しくは書けませんが)。

 

そんな場違いな場所に住んでいた頃、表参道の駅の近くに「イッセイミヤケ」の旗艦店が沢山あることに気づきました。毎朝、通勤時にISSEY MIYAKE MEN の前を通るのですが、一ヶ月毎位で、華やかなディスプレイが移り変わっていく様は、自分とは遠い世界だな、と思いました。

 

そんな事を思っていた頃に、ふとインターネットでピアニストを検索している時に「お気に入りはイッセイミヤケのスーツ、来日時には本店にも行って服をセレクトする」という記事を見つけました。僕の好きなピアニスト(アンスネス)だったのですが、調べてみると音楽家の中にはイッセイミヤケの服をよく着る人が多いようです。

 

チェリストのミッシャ・マイスキー、ピアニストの内田光子、その他大勢という感じです。特に、指揮者や、ヴァイオリニストがよく着ている「マオカラー(詰め襟)」はイッセイミヤケの定番のスタイルで、公言はしていませんが、イッセイミヤケのマオカラーを着ている音楽家は多いと思いました。

 

そんな事もあり、ちょっとイッセイミヤケが気になったので、勇気を振り絞ってイッセイミヤケの店内に入ってみました。そこで見て衝動買いしたのが、この時計でした。

 

 

ぱっと見、時間が分からないという斬新なデザイン(笑)

issey miyakeの時計

・さて問題です。上記の時計は何時何分を指しているでしょうか?

・答え:10:37位(7:53ではありません笑)

 

この時計ですね、秒針がないです。それはまぁ良いとして、長針と短針の「違い」が分かりにくいです。

写真の2つの丸い金属製の盤が時々刻々と廻っていって、その上に刻まれた長針と短針が時刻を指すのですが、慣れてきた自分でも長針と短針を間違えたりします。

「直感的に時刻が分かる」というのが、アナログ時計の最大の特徴で魅力だと思うのですが、それに抗うこの斬新なデザイン。それで良しとする潔さ。「時間なんて間違えたって良い」という事を主張するかのような、まるで時計の存在意義を否定するかのようなデザイン。

時計だけに一周廻って気に入りました。

 

 

 

 

 

まぁ、吉岡徳仁氏は、そんなコンセプトでは作っていません。あくまでも「まるで金属の塊から削り出されたような時計の誕生です」みたいな事を言っております。

しかしながら「忙しない現代社会に於いて、時刻がよく分からない時計にこそ存在意義があるのだ(適当)」ともっともらしい、時計職人に扮する芸人のロバート秋山が言いそうな事を言って締めたいと思います。

読んでいただきありがとうございました!

 

↓2018/06に出た新商品の「fエフ」もかっこいいです。