ミヤガワ日記

ピアノや読書を中心に、日々の気になったことを書いていきます

ピアノを弾ける男はモテるのか?自分の音楽体験から検証。


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ピアノを弾ける男はモテるのか?

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真面目に音楽をやっている人間にとってゲスな疑問ですが、今回、実体験を元に検証してみました。


ピアノは女がやるもんだ!と信じていた幼少時代


僕は中学1年までピアノを習い続けました。これはもう、嫌で仕方がなかった。何故か?

  1. そもそもバイエルという曲自体が面白くない。流行のアニメの主題歌とか弾きたかった
  2. 根本的に音楽的感性がなかった。そもそも小さい頃から中学1年まででバイエルとサブバイエル、その他の教材を並行してやっていたものの、バイエルが8年くらいかかってやっと終わるという驚異的に遅い進度は、脳に障害でもあるのか?と今考えると疑うレベル
  3. まわりでピアノを習っているのは圧倒的に女子が多く、ピアノ発表会とかで肩身が狭い

 

1、2に関してはまた今度書くとして、3に関して、僕は「ピアノを男がやる」という事が、とても恥ずかしい事に思えていた。

 

忘れもしない保育園の頃、僕がピアノをやっていると知ったガキ大将は、
「ミヤガワのおかま〜」
といって僕をバカにした。昭和の時代の、かつ周りは山しかない山村であるから、こういう事でバカにされる事は日常茶飯事であった。加えて僕はあまり運動神経もよろしくなく内向的な少年であったので、そのような心ない言葉にもヘラヘラと笑ってすませるか、泣くしかなかった。そんな僕をみて本当にガキ大将は「おかま」と思ったであろう…。

 

そのうち、自分自身でもピアノに行くのが苦痛になり、母親の自転車の補助席に括り付けられて「ピアノなんて、女のやるもんだ!」という言葉を喚きながらギャーギャー抵抗するも虚しくピアノ教室に連れて行かれる光景を近隣の人は何度となくみる事になる…。

 

ここで、自分の両親について語っておきたい。母親は別に音楽関係とは無縁の仕事をしており、家にもクラシックのカセットテープ(当時)は片手で数える程。母親は一応ピアノが弾けて、家にもヤマハアップライトピアノがあったが、お世辞にも上手いとは言えないレベル。父親は音楽を聴くという習慣すらないレベル。
母親の「息子が大きくなったら連弾したい」という息子の意見をガン無視した身勝手な想いのために、僕はピアノ教室に通う事を余儀なくされる。

 

辞める事を決定付けた「音符カルタ取り大会」


僕は小学校6年になっていた。この頃あたりになると、妙に女子を意識し始め、女子と口をきくのが極端に恥ずかしくなっていた。そんな時にピアノ教室で「音符カルタ取り大会」があった。行ってみると何故か数人いたピアノを習っていた男子が1人もいない。すでに男子はピアノ教室を辞めていたのだ。
まさに黒一点の中、僕はカルタを取るのが、情けなくなった。この場違いな場から速攻で離れたい!と神様に願った。
こうして、中学に入ってから、やっと親を口説き落としてピアノ教室を辞める事にした。ピアノの先生は何故か泣いており、「ここまでやってきたミヤガワ君だったらこれから先何でも弾けるよ」と言われた。そう言いましても先生、僕は金輪際ピアノなんて一切触らないですよ。と心の中で思った。

 

ピアノに興味を持つためには、学習しているピアノと乖離しない情報が必要


人間というのは不思議なもので、僕はやめた途端、ピアノに興味が出てきた。
その理由は、

  1. 家にCDプレイヤーがきた!
  2. 中学校の担任がクラシック好きだった
  3. NHKグレン・グールドの特集を見た

 

上記の3つである。
これで僕はピアノを弾くという事が「男性でも勿論やって良い事」であり、かつ「かっこよい事」であり「面白い事」であるという事を認識したのである。
特に、3つめのグレン・グールドの特集は衝撃的だった。こんなにもピアノで色々な事ができるのか!と感激した。

ピアノに興味を持つためには、やはり情報が必要だった、という事であろう。小さな頃からよい音楽を聴かせたり、よいコンサートに行ったり、男の子の学習者には格好良く名曲を弾く男性ピアニストの映像を見せる等の措置を取れば、ピアノを辞めようと思わないかもしれない。


僕は不幸な事に小さい頃に音楽をあまり聴いた事が無い。山村に生まれ育った事もあるだろうが、有名なピアニストのコンサートに行った事も無ければ、家に音楽が流れていた訳でも無かった。
そんな僕が、グレングールド等の演奏を聴いた時に思った事、それが
これは、あの僕の習っていたピアノなのか?違う何かでは無いか?
という事である。つまり、習っていたピアノのイメージとあまりにも乖離していて、ピアノというのはこういう事もできるのか!と感心したのである。

 

今からピアノを子供に習わせる人には上記のような点に注意して、両親が音楽に興味を持つ事が先だと思う。


中学3年の文化祭で合唱の伴奏をしたおかげでモテた!


そんな経緯があり、僕は中学の時は自ら進んでピアノに向かった。流石にバイエルはやらなかったが、自己流でグレン・グールドのマネをしてゴールドベルク変奏曲の一節をデタラメに弾いてみたり、家に何故かベートーヴェンの月光の楽譜があったので、一楽章を暗譜しながら(この頃は暗譜というよりは音を暗記しないと弾けないという状況)弾いてみたりした。これは今まで習いに行っていた頃とは比較にならないくらいに楽しい時間であった。例え聴くに耐えない演奏だったとしてもである。

 

中学3年になって、文化祭で合唱をやる事になった時、2曲あるうちの1曲を僕が伴奏する事になった。僕の中学は小学校と同じ村の中にあり、生徒は僕の村と隣の村の人間しかいないので、僕がピアノを弾く事を半数以上が知っていたので、伴奏者に決まってしまった。
伴奏した曲は「遠い日の歌」というパッヘルベルのカノンを編曲したもの。伴奏をする、と決まった時から、僕は部活が終わって家に帰るなり毎日練習した。とにかく、暗記をする事にした。
(今だから思うのだがよく暗記できたものである、若い頃は記憶力がよいのであろう)
この曲は、今から考えれば大して難しくはないのだが、一点、ハ長調から、イ長調に転調する部分の十六分音符のオクターブで駆け上がっていくところがあり、そこでミスる事が多かった。しかしながら、本番ではミスる事なく音を出す事ができた。


文化祭が終わって数日後、後輩の女子が僕に人づてで手紙を渡してきた。
ミヤガワさんのピアノが素敵でした。とても柔らかい音でした。とても好きです

(確かこんな内容でした…)


僕はドキドキした。その子とは面識は無かったが顔は知っていた。しかしビビりな自分はどうする事も出来ず、これまた人づてで、「あの娘、いいよなぁ」と伝えたのみで、廊下で顔を合わせる度にお互い顔を赤らめ下を向いてしまう始末。その内に僕が卒業となり、この淡い恋のような何かは消滅した。

 

しかしこの他にも今思えば、ピアノを弾いた事によって女子受けが良くなった記憶がある。今まで僕をバカにしていた女子から「カッコいい」と言われたし、女子だけでなく、音楽の先生からも「男子でピアノが出来るのはカッコよいね」と言われたりした。また、余談だが、高校受験の時の内申書も「教養のあるよい生徒」と見られたのか、とても内申点が良かった。先生方からも評判の良い生徒になった。

 

そして驚くべき事に、この頃になると「ピアノ=おかま」の図式は崩壊していて、同級生の男子からも「ピアノ弾けるなんてスゲーな」と言われるようになった。多分この頃から「ピアノを弾ける男=かっこ良い男」という図式が、台頭してくるのであろう。

 

この時に初めてピアノを強制的にでもやらせてくれた両親に感謝する事となる。

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社会人になってからはモテない、がピアノがキッカケで彼女ができた事はある


さて、このような体験をしたので、自分は社会人になってからもピアノ教室に通ったりピアノサークルに入ったりしてピアノを弾いている訳であるが、いまいちモテるとまではいっていない。

  1. ピアノ教室ではどうか・・・ピアノ教室は発表会等の演奏する機会に恵まれるが、僕の行っていたピアノ教室がたまたまそうなのかもしれないが、基本的に生徒は小学生や、中学生、高校生である。つまり、彼ら彼女らから見れば僕はオッさんなので、モテるとかそんな事以上に対象外である。僕も勿論マトモな大人なので、彼らは対象外である。
  2. ピアノサークルではどうか・・・ピアノサークルには必ず僕より上手い男性が複数いる。そんな中で何を武器にモテようというのだろうか?しかも聴いてくれる女性もピアノをやっているので、ちょっとやそっと弾けるだけでは目もくれない(加えてピアノをやっている女性は性格が強い事が多い気が...)。

 


1、2の事例から考察するに、つまりは、
それほど音楽には詳しくはなく、かつ日常生活の中で自然に出会う女性
をターゲットにすればよい訳であるが、僕がピアノを弾いているという事を知っている身近な女性はほとんどいない。
ピアノの醍醐味は、あのデカイ音と繊細なピアニッシモを生で聴いてもらう事にあると思うが、そのような人前で演奏する機会は基本は無い。会社の飲み会は駅前の安い居酒屋になってしまうし、ギターのように肩からグランドピアノを下げて歩けるはずも無いのである。

しかしながら、何年か前に僕がいた職場で、僕のyoutube動画を職場仲間に紹介したら、「芸術や絵が好きです」系の女の子が興味を示して、まずCDの貸し借りから始まって、交際に発展した事がある。

彼女とはクリスティアン・ツィメルマンショパンプログラムのサントリーコンサートや、レイフ・オヴェ・アンスネスNHK交響楽団とのラフマニノフのピアノ協奏曲第三番を聴きに行ったりしたが、ついに僕の生の演奏をグランドピアノで聴いてもらうといった機会は得られなかった。

だが、これはピアノがキッカケで彼女ができたといってよいだろう(モテた、という意識は無かったが...)。

 

結論:モテると言うよりは、コミュニケーションの取っ掛かりの一つになる


「ピアノやっています」といえば、取り敢えず、話のネタにはなる。女性の感覚として、ピアノをやっている男性はあまり多くなく、希少価値があり、かつ育ちが良さそうな感じがするようだ。つまりはプラスに働く事はあっても、マイナスに働く事はあまりない。

モテるかモテナイかはそのあとの事、フィーリングや、自分の性格や、積極性、イケメン度合い、ゲスな事をいえば年収とか社会的地位とかであろう。

 

そして、経験上、youtubeSNSに自分の演奏をいやらしくない程度にアップしておいて、さりげなく知人に知らせるという方法で女性に近づく事ができるであろう(多分)。ただしそのあとは前述したように、品定めをされるのだが...。

 

最後に、モテるために楽器をやろうと考えるのはOK


モテるために楽器をやろうとしている人間をとやかくいう人達がいる。
「音楽はそんな気持ちで取り組むべきではない」といった事をいう人達がいる。
しかし、考えて欲しいのだが、音楽は異性からの関心を集めるために出来たという説もあるくらい、「モテる」事とは密接な関係がある。

ベートーヴェン然り、ショパン然り、シューマン然り、リスト、ベルリオーズ…皆、女性の事が好きだったのである。モテたかったのである。だからこそとてもよい音楽が生まれたのである(同性が好きなチャイコフスキーとかもいらっしゃいましたが)。


だから、モテようと思って楽器を弾く事はとても自然な事と僕は考える。
というより練習のモチベーションを保つのには一番良い方法なのではないだろうか?

 

皆さんもモテるため(の取っ掛かりをつくるため)にピアノを始めましょう!

 

 

 

こちらの記事もどうぞ。電子ピアノのタッチを比較してきました。動画もあります。

 

piano6789.hatenablog.com

 

 

こちらは現在独学の僕が、弾いたショパンをダメ出しされた記事。動画もあります。

 

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